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更新日:2024年11月22日
はじめに、市政運営の現状について申し上げます。
雇用の促進につきまして、本市と霧島商工会議所、霧島市商工会等の関係機関で構成する「霧島市地域雇用創造協議会」から、厚生労働省の「地域雇用活性化推進事業」に提案していた事業構想が、8月30日付けで採択され、10月1日には、同省から同協議会に対して、その事業の実施が委託されるとともに、同日に開催された総会において、令和6年度の事業計画が承認されたところです。
今後は、製造業や観光・空港関連産業、医療・福祉、建設、デジタル産業を重点分野として、地域の特性を生かした「魅力ある雇用」や「それを担う人材」の維持・確保に向けて取組を推進していくこととなり、早速、12月初旬には、製造業を対象として、自社の強みや魅力を発信し、優秀な人材の確保、雇用の定着につなげるセミナーが開催される予定です。
水の安定供給につきましては、老朽化が進む基幹管路や施設について、地震などの自然災害に対応した更新等を行っており、国分台明寺配水区内の県道60号線、国分中央一丁目交差点から国分清水交差点までの区間における基幹管路シールド工事が、本年10月31日に完了したところです。
防災対策につきましては、本年8月に日向灘を震源とする地震が発生し、本市においても最大震度5弱の大きな揺れを観測したことなどを踏まえ、11月5日には、大地震が発生したという想定の下、あらかじめ設定した時刻に、参加者が一斉に命を守る安全行動を実践する地震訓練「霧島市シェイクアウト訓練」を市全体で実施し、市内の163団体、1万2,443人が参加しました。
現在、今回の訓練に対するアンケート結果の取りまとめを行っているところであり、得られた成果や課題等を今後の防災対策へ生かしてまいります。
健康づくりの推進につきまして、「(仮称)霧島市総合保健センター」の建設にあたり、本年9月25日に工事請負契約を締結し、施設の建設に着手したところであり、令和7年度中の供用開始を目指し、引き続き、計画的に整備を進めてまいります。
つぎに、医療体制の充実につきましては、令和5年1月に着工し、整備を進めてまいりました霧島市立医師会医療センター新病院が、本年10月31日に竣工し、11月1日に引き渡しを受けました。今後、医療機器の搬入等を行い、来年1月11日には完成記念式典及び内覧会を開催し、2月1日から開院する予定としています。
社会教育の充実につきましては、10月26日に県立霧島自然ふれあいセンターにおいて、森林環境譲与税の一部を活用した「きりしまっ子の体験事業(職業体験編)」を、公益財団法人九電みらい財団、九州電力鹿児島支店との共催で開催しました。当日は、市内の小学生やその保護者など17人が参加し、間伐作業のVR体験や森林に関する講話など、林業に関する体験を行いました。
デジタル技術を活用した行政サービスの充実につきまして、鹿児島県が県内のDX推進に向けた機運の醸成や、デジタル人材の育成・確保を図ることを目的として開催している「鹿児島Digi-1(デジワン)グランプリ2024」において、本市のAI活用型オンデマンド交通「きりしまMワゴン」が、実装(自治体部門)でグランプリを受賞しました。
11月17日に行われた表彰式では、デジタルを活用した最先端の取組に加え、スポンサー制度の導入など持続可能な運行について高い評価をいただいたところであり、今後も引き続き、新たなデジタル技術を積極的に活用しながら、地域や市民の利便性向上につながる取組を推進してまいります。
続きまして、今定例会に提案いたします議案等について申し上げます。
今回は専決処分1件、条例等に係る議案37件、補正予算2件の計40件を提案いたします。
条例等に係る議案につきましては、子ども医療費の全額助成の対象者を拡充するとともに、保険医療機関等での窓口負担をなくすため、所要の改正を行う「霧島市子ども医療費助成条例及び霧島市ひとり親家庭医療費助成に関する条例の一部改正について」などです。
また、条例以外の議案については、指定管理者の指定についてなどです。
まず、報告第7号「専決処分した令和6年度霧島市一般会計補正予算(第6号)」について、ご説明申し上げます。
この補正予算は、衆議院議員総選挙の準備を早急に進めるため、投開票事務に要する経費について選挙費に計上したものです。
その結果、歳入歳出それぞれ6,886万6千円を追加計上し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ738億1,671万7千円としたものです。
この補正予算につきましては、地方自治法第179条第1項の規定により、10月1日付けで専決処分しましたので、同条第3項の規定に基づき報告し、承認を求めるものです。
次に、議案第132号「令和6年度霧島市一般会計補正予算(第7号)」について、ご説明申し上げます。
この補正予算は、障害者自立支援給付事業に要する経費や、8月8日に日向灘で発生した地震及び8月下旬の台風10号の影響により被災した施設の復旧に要する経費のほか、国による電気・ガス料金支援の終了に伴い不足が見込まれる経費や子どものための教育・保育給付事業に要する経費等を主なものとしています。
その結果、歳入歳出それぞれ9億1,573万円を追加計上し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ747億3,244万7千円にするとともに、繰越明許費、債務負担行為、地方債の補正を行おうとするものです。
次に、議案第133号「令和6年度霧島市病院事業会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。
この補正予算は、来年2月開院予定の霧島市立医師会医療センター新病院において必要となる、手術や診療等に使用する医療機器等を導入し、患者の受け入れ体制を整えようとするものです。
以上が、今定例会に提案いたします議案の概要であります。
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